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渦人形という呪われた人形の都市伝説を知っていますか?

この記事は約4分で読めます。
ゆき
ゆき

先輩、呪われた人形の話が知りたいです

しろ
しろ

それなら、渦人形がおすすめだよ。

この記事でわかること
  • 渦人形とは何か
  • 渦人形のあらすじ
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渦人形とは

渦人形は、冒険の山奥にある合宿上裏の空き家で発見された人形です。

おかっぱ頭の人形で、ニヤニヤと不気味な笑みを浮かべています。また、人形らしい真っ白な肌と、人型では中々ない長い首を持ちます。

目や口は空洞となっており、「ホホホ・・・ホホホ・・・ホホホ・・・」と抑揚のない笑い声をあげます。

胴体には、「寛保二年」と作者の文字、そして「渦人形」という単語が書かれています。

作者の名前については、燃えてしまって6文字であること以外は分かりません。

渦人形発見時の状況

部活の合宿に来ていた高校生たち5人が合宿所裏の空き家から見えた人影に興味をひかれ、探索をしてみようということになった。

空き家の1階を探索していると、ひとりが「2階から笑い声がする」と言いはじめる。

どうしても2階が気になるようなので、探索チームを2つに分けて1階と2階を同時に探索することにした。

しばらく探索していると、2階から「アハハハハハハハハハハ」という場違いに明るい笑い声が聞こえてきた。

大慌てで2階に行くと、まだ「アハハハハハハハハハハ」と大声で笑っていた。

おかしそうに笑っているにも関わらず、顔は無表情で涙を流している。

急いでそいつを連れて合宿所に戻ろうとするのだが、さっきまで簡単に開いたドアが開かなくなっていた。

軽くパニックになり顔を見合わせていると、「ホホホ……ホホホ……ホホホ……」と抑揚のない機械的な声が聞こえてきた。

声の主は、外から見えた人影と同じような特徴の子供だった。

高校生たちは、窓を割り空き家から脱出した。

ゆき
ゆき

なんとか空き家から脱出できたみたいで良かったです……

しろ
しろ

残念だけど、渦人形からはまだ逃げられてないんだ。

まだまだ続く渦人形の呪い

ひたすら笑い続けていたやつは救急車で運ばれて行き、合宿は中止になった。

そいつは4日ほどすると、何事もなかったように帰ってきた。あとで話を聞いてみると、家に入ってからの記憶が何もないらしい。

その日の夜、自分の部屋で寝転がっていると「ホホホ……ホホホ……ホホホ……」という声が聞こえた気がした。

気のせいだろうと思い、1階に飲み物を取りに行き部屋に戻ってくると、カーテンの隙間から和服を着た子供が正座しているのが見えた。

しかし、その子供の首は長く伸びていて、頭は部屋の窓を覗き込んでいた。あの声も、窓越しに聞こえてくる。

恐ろしくなって、その日は1階のリビングで徹夜した。朝になって部屋の様子を見に戻ると、あの子供は居なくなっていた。

ゆき
ゆき

あの空き家から離れて、語り手の家までついてきたんですか……!?

「ひょうせ」が今事件の犯人……?

地元のおじさんから、彼らが出会ったのは「ひょうせ」ではないかと説明された。

ひょうせは、土着の妖怪のようなもので、まれに妊婦や不妊の家に現れて笑い声をあげる。ひょうせが現れた家では、妊婦は安産し、不妊の夫婦には子供が生まれるという伝承がある。

ただ、数十年に一度、子供を憑き殺してしまうとも言い伝えられている

普段なら、ひょうせが現れた家に結界を作り、簡易的な祠を作ってまつればそれで終わるはずらしい。

−−それが今回は、なぜか地元を離れて再び襲っていることだけが不可解と言うが……。

渦人形のラスト

渦人形に呪われた高校生たちは、お祓いをするべく地元のお寺の本堂に連れてこられていた。

お経を読んでいる間、ずっとあの「ホホホ……ホホホ……ホホホ……」という声が天井で響いていた。

しばらくすると、今度は庭から声が聞こえてきた。

語り手の男性は、その人形への怒りが恐怖心を上回り、燭台を手にして人形に振り下ろした。

バキッ!

男性は、「アハハハハハハハハハハ」と笑い声をあげつつも、無表情で涙を流しながら燭台を人形に打ち付け続けた。

メキッ!

鈍い音が響くと、男性は急に力が抜けた様子でその場に座り込んだ。

コメント

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