今ダンダダンを読んでたら、邪視って怪異が出てきました。でもなんか元人間っぽいことも言ってて、邪視がなんなのかよく分からないんです。
ふむ。それじゃあ今回は、邪視がどういうものなのかということと、ダンダダンでの邪視について見ていこう。
邪視とは
そもそも邪視ってなんですか?妖怪ですか?それとも、八尺様みたいに洒落怖で有名な都市伝説ですか?
確かに洒落怖にも邪視の話はあるんだけど、実は邪視自体はそのどちらでもないんだ。邪視というのは、基本的には能力を指す言葉だよ。
※基本、邪視は能力を指す言葉ですが、その能力を持つ人物・怪異も邪視と呼ぶことがあります。
それじゃあ、邪視ってどんな能力なんですか?
邪視は、「悪意をもって見つめた相手を呪う」ことが出来る能力のこと。悪意をもって見つめるとは言っても、目があわないと十分に呪いをかけることが出来ないことが多いみたい。
日本に限らず、世界中に邪視の話は存在していて、日本で有名な話というのが、さっきも話題に上がっていた洒落怖です。
邪視の呪い
邪視が悪意をもって見つめると呪うことが出来ると言っていましたが、どんな呪いにかかるのですか?
結論から言えば、邪視によって違うということになります。よくある話だとこんな感じ。
- 病気になって衰弱する
- 不運を与える
- 無性に死にたくなる
特に、最後の「死にたくなる」という影響は、ダンダダンや洒落怖の中でも登場しています。
邪視の影響といえばこれ!といったものはないはずなので、個人的にはダンダダンの邪視は洒落怖が参考にされてるんじゃないかなって睨んでます。まあ、洒落怖は有名なので、代表的な呪いとなってしまっても仕方ないですが。
邪視から逃れるには
邪視の呪いに対抗する手段はないんですか?
邪視から逃れる方法はいくつか考案されてるけど、その多くで共通しているのが、「邪視が思わず目をそむけるもの」です。
たとえば、「鋭いものを向ける」だとか、「不潔・不浄なものを見せる」とかですね。
ダンダダンにおける邪視
邪視がどんなものかっていうのは分かりました。でも、邪視が怪異じゃないなら、ダンダダンに出てきた邪視はなんですか?
実は邪視が怪異じゃないとは言ってないんだ。勘違いさせるような言い方でごめんね。ダンダダンの邪視は怪異の類だと思っていいと思うよ。
邪視というのは能力のことだけど、邪視の能力をもつ人や怪異のことも邪視と呼びます。つまり、ダンダダンの邪視は、邪視の能力をもった怪異ということですね。
もしかしたら、能力としての邪視や邪視をもった人間を民間伝承としての邪視、洒落怖やダンダダンに登場するような邪視の能力を持った怪物を都市伝説としての邪視と分ける必要があるのかもしれませんね。
さて、話が横道に逸れたところでまたちょっと脱線しますけど、ダンダダンの邪視って人間時代に邪視を持っていたんじゃないかって思うんですよね
(本編でそんな描写なかったよね……?)
ちょっと不安になってるんじゃないですか……。書かれてなかったとして、どうしてそう思ったんですか?
そうだね……。そう思った理由はこんな感じ。
- 邪視はもともと人間の能力として知られていた
- 邪視は人間の世界では異端で、しかも目が合うだけで呪いを振りまく迷惑者であることから、孤立したりその能力を良いように利用されることがある
- 鬼頭一族への恨みだけとするには、恨みの対象が多いような気がする
- 邪視を獲得した経緯が不明
つまり、人間時代の邪視は、邪視をもともと持っていて、それを理由に差別やらを受けていたことも邪視の恨みの根源としてあるんじゃないかということですか?
そう考えると、邪視が人間を恨んでいる理由も納得しやすいし、邪視を獲得した経緯についても説明がつくかなと思うんだよね。
なるほど。確かにその可能性はありえそうな気がします!
邪視のまとめ
- 邪視は、もともとは民間伝承として伝わっていた能力である
- ダンダダンの邪視は、邪視の能力を持った怪異
- ダンダダンの邪視は、洒落怖の邪視を参考にしている可能性がある
- ダンダダンの邪視は、生前から邪視の能力を有していた可能性がある
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