メリーさんの館は、比較的最近になって噂されるようになった新たな都市伝説です。
噂の発信源は、稲川淳二さん。さすが怪談界のレジェンドです……。
さて今回は、そんな噂のメリーさんの館がどんな都市伝説なのかというのを調べてきたので、ご紹介します。
メリーさんの館とは
メリーさんの館は、兵庫県神戸市の六甲山にあるとされる洋館の廃墟です。
細くてまともに舗装されていないような道を通らないと到着しないような人里離れたところにあります。
初めてその名が世に知られるようになったのかいつかというのは分かりませんでしたが、私の確認した限りでは2018年にはその噂は存在していました。
「メリーさんの館」の名前の由来は?
噂によれば、この洋館には羊の頭の剥製が飾られているそうです。
そのため、メリーさんの館と呼ばれるようになったとか。
そのため、なんて言われても、なんで羊だとメリーさんなのか分かりませんが……。名前をつけた人が、メリーさんの羊でも連想したんでしょうか?
ポケモンのメリープもそうですが、メリーと羊ってなんの関係があるんでしょう?
羊から連想するなら、ショーンとかドリーもあるはずなんですけどね。
メリーさんの館の内部
メリーさんの館を訪問してみるという企画で動画を撮影し、アップロードしているYouTuberを発見しました。
その動画から館の中にはこんなものがあることが分かります。
- 缶詰が入った冷蔵庫
- 壁に貼られた白黒写真
- 平成18年のカレンダー
- アナログテレビ
ここから、この洋館は平成18年、つまり2006年までは人が使っていたということが分かります。
また地デジは、2006年から放送を開始し、2011年に完全に移行しました。
アナログテレビが残っているのも、当時の生活を彷彿とさせます。
動画の中でも言われていますが、なんとなく当時の住人が忽然と姿を消し、洋館がその当時の姿を残したまま数十年間、時が止まってしまっているような感覚を覚えます。
メリーさんの館に関する噂
メリーさんの館に関する噂を調べてみると、2つのサイトを発見しました。
メリーさんの館に関する噂1
ひとつめは、神戸在住の一家が運営しているブログ「モノこうべ」さん。
こちらの記事によると、
ある霧の深い夜に道に迷った男性が、灯のついた洋館を発見。助けを求めに中へ入ったところ、2Fで真っ白な顔をした外国人の子供が大量に廊下に並んでいた
という噂があるのだそうです。
しかも、その男性が後日記憶を頼りにその洋館に足を運んだが見つけることは出来なかったと言います。
白い顔をした外国人の子供は、戦時中に洋館に収容されていた子どもたちではないかと噂の中で示唆されています。
メリーさんの館の噂1の感想・考察
ここからは、私の考察というか感想になります。
まず、戦時中に洋館に外国人の子どもたちが収容されていたという話ですが、検索してみてもそれらしい話は見つかりません。
戦時中のことなので、軍事機密となっていてもおかしくはないのですが、それならそれで、なぜ噂の男性はそのような情報を入手出来たのかというのが不思議な話です。
そのため、やや信用に欠けるという印象です。
また、その男性が後日記憶を頼りに洋館へ足を運んだが見つけられたかったことについてですが、
私の記事で紹介しているようにメリーさんの館に実際にたどり着いているYouTuberさんがいらっしゃいますので可能性としては次の3つが考えられます。
- この動画で紹介したYouTuberさんが訪れたのはメリーさんの館とは何の関係もない廃墟
- 噂の男性の記憶違い
- 噂の男性が体験したことは、メリーさんの館とは別の怪異
最後にもう一度、噂が書かれた記事へのリンクを貼っておきます。
こちらの記事は、現地に住んでいる方が書いているので、現地住人の視点からの考察が読みたい方にはおすすめです。
メリーさんの館の噂2
ふたつめは、日本各地の心霊スポットでの体験談の記事を書かれている「心霊スポット恐怖体験談」さん。
こちらの記事によると、「メリーさんの館に行った翌日、行った全員が高熱を出した」のだそうです。
メリーさんの館の噂2の感想・考察
これが心霊現象かどうかは定かではありませんが、個人的にはある共通点をもつ集団の全員が高熱を出したというのは、疫学的に見て何かしらの原因がそこにありそうという考察は出来ます。
洋館に行った翌日に高熱が出るという発症のはやさは、なんらかの感染症というよりは、毒物の作用っぽく見えますが真相は分かりません……。
それこそ、館の呪いという可能性もありますので。
最後に、こちらの記事も同じようにリンクを貼っておきます。
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