2021年末あたりから、一面に広がる廃墟がすごいとTwitterをはじめSNS上で話題になっています。
鬼怒川温泉とは
鬼怒川温泉は明治以降、関東有数の大型温泉街として発展しました。
| 鬼怒川温泉の基本情報 | |
|---|---|
| 住所 | 〒321-2522 栃木県日光市鬼怒川温泉大原 |
| 電話番号 | 0288-22-1525（日光市環境協会） |
| アクセス | 東武鬼怒川温泉駅下車 |
これらの情報は日光市観光協会公式サイトからの引用です。詳しく知りたい方は、こちらの公式サイトをご参照ください。
廃墟はどこから見れるのか？
先程紹介したところは、現役で温泉街として使われているところです。
廃墟の全貌を見ることが出来るのは、鬼怒川公園駅から少し歩いた滝見橋と呼ばれる場所です。
こちらから、鬼怒川の下流を眺めると左岸に廃墟が見えます。
著作権の関係で写真を載せることは出来ないのですが、ストリートビューでも見ることができます。ストリートビューだと下流側はわかりにくいのですが、鬼怒川公園駅方面です。
なぜ鬼怒川の廃墟群は形成されたのか？
鬼怒川温泉は、バブル期に団体旅行がブームになりその需要に応える形で大きく発展しました。
最盛期には年間300万人を超える観光客が訪れる人気のスポットとなったのです。
しかし、バブルの崩壊に伴って観光客数が減少、徐々に経営のための体力が削られていき閉業へと追い込まれてしまいます。
使わないなら壊した方がよくないですか？倒壊とかしたら危険ですよ。
本来は壊した方がいいんだろうけど、中々そう出来ない事情があるんだ。
バブル期の好景気に乗じて作られた鬼怒川の温泉街は、非常に巨大です。そのため、ひとつ壊すのに巨大な資金が必要になります。
しかし、所有者が不明の建物が多く、実際に解体しようと思うと税金を使用することになるため、解体に踏み切ることが出来ないというのが現状です。
加えて、国道や河川と接していることも解体を難しくしているそうです。
鬼怒川温泉の廃墟群はいわくつきか？
調べてみたところによると、心霊現象が起きたという報告がちらちらと出てきているようです。
代表的なものはこんな感じ
- きぬ川館本店で名物だった「かっぱ風呂」から、悲鳴が聞こえる。
- 元湯星のやに電話をかけると「ご予約ですか？」と聞かれる。断ると、オーナーがいたずら電話に怒って呪われる。
- 手招きする人が見える。
- 子供の霊が走り回っている。
とはいえ、閉業に至った経緯になにか後ろ暗い事件があったりとかはなさそうでした。もしかしたら、オーナーなどが経営苦に自殺をしていたりするかもしれませんが……（これはただの妄想です）。
鬼怒川温泉廃墟群の内部探索は可能？
結論から言うと、探索はできません。
所有者が不明とはいえ、許可なく立ち入った場合「建造物侵入罪」に問われる可能性があります。
また、アスベストが日本で問題になる前に建てられたこともあり、建物にはアスベストが使用されています。
アスベストといえば悪性中皮腫と言いますし、アスベストには発がん性があることが認められています。
自分の身を守るためにも、これらの廃墟は外から眺めるにとどめておき、内部の探索はしないことをおすすめします。
鬼怒川温泉廃墟群まとめ
鬼怒川温泉の廃墟群は、バブル崩壊に伴って放棄された大型温泉街の跡地でした。
川岸の一面を埋め尽くす廃墟群は、マニアにとってはたまらない廃墟スポットとなっています。
鬼怒川温泉は、現役で使用されている観光地ですので、観光のついででも見てみてはいかがでしょうか。
ここまでありがとうございました！他にも廃墟や心霊スポットについての記事があるので、そちらもご覧ください！
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