【マインクラフト】ヘロブラインの歴史を振り返る【都市伝説解説】

世界で1番売れているゲームと名高いマインクラフト。そんなゲームに、ホラーミームがあるのをご存知でしょうか？

今回は、公式さえも巻き込んだミーム『ヘロブライン（Herobrine）』の歴史を振り返りつつ、どうしてこれほどまでに人気が高まってしまったのか解説していきます。

よければ最後までご覧ください。

ヘロブラインとは何者なのか

私がヘロブラインだ

ヘロブラインは、他のプレイヤーは入ってこられないはずのシングルプレイのワールドに出没する謎のエンティティ。

スティーブとよく似た外見をしていますが、瞳がなく常に白目を剥いています。

ヘロブラインはマインクラフトの生みの親であるノッチ（Notch）の今は亡き兄弟です。

故人である”彼”は、今もマインクラフトの世界で遊び続けているのです。

ヘロブラインの成り立ち

ヘロブラインが広く世の中に知られるようになったのは、2010年のある配信がきっかけでした。

ストリーマーは、BroCraftのメンバーCopeland氏。4chanの投稿を見て思いついたのでしょう。

後に絵画やドアのテクスチャをいじって作ったデマであることが判明しますが、反響が大きくヘロブラインの人気は鯉が滝をのぼるように高まっていきました。

それ以降、YouTubeを中心にヘロブラインの創作が多数投稿されるようになり、ただヘロブラインに遭遇したという趣旨の動画でさえ、6000万回再生を達成する大騒ぎとなったのです。

ヘロブラインの対処法

何もシない……安心、しテくれ……

自身で言っているように、原初のヘロブラインはプレイヤーに危害を加えることはありません。

せいぜい草葉の影から眺めてきたり、突如目の前に現れて驚かせる程度です（一人でサバイバルはしているみたいですが……）。

ゲームをハックするなんて話もありますが、後から追加された設定ならいざ知らず、元々のヘロブラインはそのようなことしません。ご安心ください。

︎——つまり︎

ヘロブラインの対処法は『気にしない』が最適解

ということになります。

ヘロブラインは運営に愛されている

マインクラフトの父ノッチ氏は、案外ヘロブラインのミームを気に入っていたようです。

プレイヤーからヘロブラインをMOBとして実装する予定はあるかと聞かれると、『今のところはないけど、今後は分からないよ』と答えたりしていました。

しかし、マインクラフトの開発の主導者がノッチから別の人物に変わった時、『ヘロブラインは追加しないし、今後もその方針は変わらないだろう』ときっぱり否定されることになるのです。

しかし、ノッチのみならず、現在のマインクラフト運営もヘロブラインのことは好ましく受け取っているように思われます。

こちらをご覧ください。マインクラフトJava版バージョン1.16.2のリリースノートです。

引用元 https://www.minecraft.net/ja-jp/article/minecraft-java-edition-1-16-2

注目して欲しいのは、最後の文『Removed Herobrine（ヘロブラインを削除しました）』。

このように、運営もネタにする程度にはヘロブラインを気に入っているらしいです。

マインクラフトβ1.6.6アップデートの騒動

実は、『Removed Herobrine』の文がリリースノートに記述されるのは、1.16.2が初めてではありません。

初めてこの文が書かれたのは、2011年5月31日公開のβ1.6.6です。

このアップデートが行われた当時、日本ではあまりヘロブラインはメジャーなミームではありませんでした。

海外でだけ流行っていたんですね。

したがって、『Removed Herobrine』を見た日本人たちは、『ヒーローブリン？ってなんぞ？』とよく分かっていない様子でした。

しかし、掲示板を中心に、『どうもHerobrineってやべーやつらしい』『そんなのが知らないうちに居たの？こわ……』『バグ？』『隠し要素？』という反応が広がっていくのです。

当時の様子を直に見たい方は、こちらの掲示板をご覧ください。

参考http://mimizun.com/log/2ch/game/1306812880/

ヘロブライン発祥のシード値が特定される

ヘロブラインは4chanでのある投稿が起源です。そこで公開された画像がこちら。

写真の中央左にヘロブラインが写っているのが分かるでしょうか。

この写真が撮影されたワールド＆座標を特定しようというプロジェクトが数年かけて実施されました。

その結果、シード値と座標の両方を特定することに成功したのです。それがこちら。

しかし、アルファ版のマインクラフトは、ワールド生成画面でシード値を入力することができず、セーブファイルを編集する必要があります。

ちょっと技術的な作業を要求されてしまいますので、プロジェクトを執り行ったMinecraft@Homeが作成したワールドデータを使用するのが簡単です。

下にページのリンクを貼っておきます。

https://minecraftathome.com/projects/herobrine.html

ヘロブラインの召喚方法

皆さんが迷われないように、始めにきっぱりと断っておくことにしましょう。

Java版, 統合版に関係なく、バニラではヘロブラインを召喚することはできません

Googleで検索すると、『ヘロブライン　召喚　コマンド』などがサジェストされますが、そもそもMOBとして実装されていないため、/summonでも召喚できません。

そのため、ヘロブラインを召喚しようと思ったら、MODやリソースパック、アドオンの力を借りる必要があります。

Java版のヘロブラインMODは引くほどあると思うので、統合版の唯一見つけたアドオンのリンクを貼っておきます。

参考https://minecraft-mcworld.com/11573/

まとめ

ヘロブラインとは、『ノッチの今は亡き兄弟』という設定で広まったホラーネットミームでした。

あくまで創作でしかありませんが、たくさん怖がってくれる方はオカルト界隈では貴重ですのでぜひ大事にしてください。

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