PR

暗く寂しい雰囲気が魅力!ホラーネットミーム『The Backrooms』をご紹介

この記事は約12分で読めます。

数年前から話題になっている『The Backrooms』をご存知でしょうか。最近、とても勢いがありますよね。

今回は、『The Backrooms』がどのようなミームなのか説明していきます。

読み終える頃には、入門に最適な知識を携えて、ミームをより深く楽しめるようになっていますよ! ぜひご参考になさってください。

スポンサーリンク

ミームの成り立ち

『The Backrooms』の元ネタは、海外の画像掲示板4chanへ投稿された1枚の画像と、それにつけられたキャプションです。

キャプションの原文


If you’re not careful and you noclip out of reality in the wrong areas, you’ll end up in the Backrooms, where it’s nothing but the stink of old moist carpet, the madness of mono-yellow, the endless background noise of fluorescent lights at maximum hum-buzz, and approximately six hundred million square miles of randomly segmented empty rooms to be trapped in

God save you if you hear something wandering around nearby, because it sure as hell has heard you

日本語訳(Fandom公式Wikiより引用)


あなたが注意を怠って、おかしな所で現実から外れ落ちると、古くて湿ったカーペットの匂いと、単調な黄色の狂気と、最大限にハム音を発する蛍光灯による永遠に続く背景雑音と、約十五兆 m2 を超えて広がるランダムに区分けされた空っぽな部屋部屋へやべやに閉じ込められるだけの、 ”The Backrooms” へ行き着くことになるのです。

もし、近くで何かがうろうろしているのが聞こえたら、それはきっとあなたが出す音に気付いていることでしょう。あなたに神の救いがあらんことを。

2019年5月13日のこの投稿を皮切りにミームが生まれ、インターネットユーザーによって設定が拡張されていきました。

『The Backrooms』は都市伝説なのか?

一部では都市伝説と同じような扱いを受ける『The Backrooms』ですが、実は都市伝説ではありません。

都市伝説とは、比較的近年広がった真偽についての根拠があいまいな伝承を言います。

それに対して、『The Backrooms』は最初から真実ではないことが了解されて広まった、言わばシェアワールドです。

シェアワールドとは、複数の作家が世界設定を共有しつつ発展させる一連の創作物からなる架空の世界です。

似たようなものとしては、クトゥルフ神話やSCPがあります。つまり、創作です。

しかも、その作り手のメインとなるのは、われわれ一般人です。

したがって、皆さんも根幹となる世界観さえ守れば、『The Backrooms』の世界で好きな物語を展開できるのです。

『The Backrooms』の世界観

『The Backrooms』とは、今私たちの住む現実世界から外れ落ちて、行き着く先です。

Wikipediaではノークリッピングという用語が使用されていますが、要するに、ポケモンの『なぞのばしょ』のように、本来は行くことのない裏の世界に迷い込んでたどり着くのが『The Backrooms』と言う訳です。

『The Backrooms』は、階層と呼ばれる複数の空間によって構成されており、その階層の全貌は未だ明らかにはなっていません。

それぞれの階層は、基本的に階層番号と識別子によって命名されます。

フォーマットの例:Level <階層番号> <識別子>

例えば、最初に見つかった黄色い部屋は、『Level 0』です。

それぞれの階層には、実体(エンティティ)や物品(オブジェクト)と呼ばれるものがある場合もあり、それらの中には『The Backrooms』へと迷い込んだ放浪者たちへ害を及ぼすものもあります。

放浪者たちは、現実世界への脱出を目標に『The Backrooms』を探索しますが、抜け出すのは簡単ではありません。

と言うのも、それぞれの階層は不安定で常に変動しており、安定して現実世界へと至る道は発見されていないからです。

また、探索は危険と隣り合わせです。階層には放浪者に害なす実体(エンティティ)が潜んでいる場合もあり、時として死亡することもあります。

そんな中でも、現実世界への脱出を試みる放浪者たちのためのデータベース、それが『Fandom公式Wiki』です。

『The Backrooms』の創作で知っておきたい用語集

※ それぞれの用語をタップすると、詳細な説明を見られます。

外れ落ちる

ビデオゲームの用語noclip(外れ落ちる)が語源となって生まれた用語。物体を通り抜けて落下する現象を指す。現実世界から『Level 0』へやってくる原因として最多。

外れ落ちるのは危険であり、極めて低い確率ではあるが『The Void(虚無, 奈落)』という番外階層へと至る。

一度『The Void』へと落ちてしまえば、現実世界はおろか、『The Backrooms』へ戻る手段もほぼ存在しない。

階層(Level)

階層は、『The Backrooms』の内部にある空間を分類したもの。

アーモンドウォーター

バックルーム内で高頻度で発見される飲料。基本的に「アーモンドウォーター」と書かれたパッケージのボトルで見つかるためこう呼ばれている。

栄養価が高いためか、物資の少ないバックルームにおいて長期的に生存する上で、アーモンドウォーターは栄養や水分の補給によく重宝されている。

なお、アーモンドウォーターはAmazonでも販売されている。

危険度

階層の危険性を表す数値。分母を5として、0から6までの7段階で表現される。なお、分子が6まであるのは、発見が遅れた結果、危険度が制定された後に追加されたため。

分類説明
0/5死亡したり危険な目にあったりすることはない。
1/5死亡したり危険な目にあう可能性が少しはある。
2/5死亡したり危険な目にあう可能性がそこそこある。
3/5死亡したり危険な目にあう可能性がかなりある。
4/5死亡したり危険な目にあう可能性が高い。
5/5死亡したり危険な目にあう可能性がとても高い。
6/5確実に死亡するか死んだと見なしてもよい状態となる。
未定情報が少なすぎるため危険度を判断することが出来ない。
出典:Fandom公式Wiki
理解度

階層がどの程度理解されているかを表す指標。危険度が高いほど探索が進みにくく、理解度は低くなる傾向がある。

指標の性質上、現実世界も100%とはならない。

物品(オブジェクト)

“物品” ( “アイテム” や “道具” とも言われる)とは、バックルーム内で度々見かけられる道具や武器、消耗品といったものを指し示す言葉である。ほとんどの物品は現実世界のそれとさして差はなく、現実的な物理法則で利用可能である。しかし例外も少なくはなく、特定の条件下で様々な現象を引き起こしたり、放浪者に損害を与えうる危険な物品も見られる。以下のリストには、複数の階層で見かける物品について体系的にまとめた情報が列記される。

実体(エンティティ)

“実体” とは、バックルームにおいて度々見かけられる、人間のような知性を持つ存在から、敵対的な動物種、そして超自然的概念で構成されたあらゆる生命体などといった存在を指し示す言葉である。各実体にはそれぞれ何らかの固有の行動パターンや生息階層などが見られる。複数の階層内で発見された共通した実体は以下のリストに記録されているが、階層特有の実体のほうが遥かに多く、未だ体系化できる兆しは全くない。階層内で何らかの実体に出会ったとしても、無駄に干渉しようとしないことが、バックルームを生き残る術の基本となる。

『The Backrooms』の関連コミュニティ

その他、X(旧Twitter)やTikTok, YouTubeにも投稿されています。

『The Backrooms』グッズ

『The Backrooms』は大きく人気を伸ばしており、関連グッズや製品の販売も始められている。

ここでは、その一例をご紹介します。

また、『The Backrooms』において何度も登場するアーモンドウォーターも販売されています。

まとめ

『The Backrooms』は、海外の掲示板が発祥のシェアワールドでした。

複数の階層によって構成されたミームで、その階層はまだまだ発見されていません。あなたも放浪者となって、発見した階層について報告してみませんか?

コメント

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.
タイトルとURLをコピーしました