鏡って不思議ですよね。なんだか鏡の中にもうひとつ別の世界があるんじゃないかって思うときがあります。
昔から鏡は神器として使われていたり、なにかしら超常的な要素を持ったものとして扱われてるね。昔の人もきっと同じように感じていたんだろうね。
よし、今日は鏡にまつわる怪談を3つ紹介しよう。
鏡にまつわる怪談1「合わせ鏡」
合わせ鏡ってあれですよね。2つの鏡を向かい合わせにすると、鏡に映ったものが鏡の中の鏡に映るっていうのをずっと繰り返すやつ。
そうだね。ほとんどの合わせ鏡に関する怪談は、そうやって沢山できた鏡の像の中におかしなものが紛れ込むというパターンだね。
深夜0時に合わせ鏡の中に顔を入れると、将来の自分の顔が映る
タイトルで結論を言ってしまってますけど、これのどこが怖いんですか?
そうです。別に将来の顔が映るだけなら、怖くないと思う人も多いと思います。この話が怖い話として伝えられる場合、映った顔の様子がおかしいことが多いのです。
たとえば、「映った顔が大怪我を負っていたら…」。それは、大怪我を負うような事故などに巻き込まれることを暗示しているのかもしれません……。
あの……。いやなことを考えてしまったんですが、これって普通に今の自分の顔が映ったとしたら、それはそれで怖くないですか……? 将来の顔が映っているはずなのに、どうして自分の顔は今と同じなんですか?
そこに気づくとはさすがだね。そう、一見今の顔が映るのは普通のことに思える。だけど、「将来の顔が映る」という立場から見ると、「将来の顔が映らない」ことの方がおかしいんだよね。
その他の合わせ鏡シリーズ
合わせ鏡に関する噂は、いろいろな派生形というか、バリエーションがあります。これらもまた、今回紹介したものに加えて有名なものです。
- 合わせ鏡を作り、呪文を唱えると悪魔が現れる。
- 過去が映る。
呪文とか悪魔とか、そこら辺の詳細はわからないんですか?
呪文の詳細は分からなかった……。ただ、悪魔については、「ジャージー・デビル」が喚び出されたという話も見つけた。もしかすると、特定の呪文があるのではなくて、喚び出したい悪魔ごとに固有の呪文があるのかも。
鏡にまつわる怪談2「踊り場の鏡」
階段の踊り場には、大きな鏡があるイメージありませんか?
実のところ私は、そういうイメージがありつつも、自分の過去の経験を振り返ってあまり踊り場に鏡があった記憶はないのですが……
さて話を戻しますが、階段の踊り場にある大きな鏡、4時44分44秒にその前に立つと異世界(鏡の中)に引きこまれるという都市伝説があります。
鏡の中の世界
鏡の中の世界といえば、左右が反転していたり、元の世界と対応しているけど少し違うところがあったり、怪物が済んでいたり、といったイメージがあります。
しかし、忘れてはならないのが。
アリス!!!!!!
……そう、鏡の国のアリス。
鏡の国のアリスは、非現実感を全面に出した世界観をしています。元の世界とどこか似ているところのある世界もあれば、アリスのように元の世界とは全然違う世界もある。
鏡の中の世界には、いろいろなバージョンがあるようです。
鏡にまつわる怪談3「お前はだれだ」
鏡に向かって「お前は誰だ」と唱え続けると、徐々に精神がおかしくなり、発狂するというものです。
その話聞いたことがあります! 確か、「ゲシュタルト崩壊」が原因だったと思います。
そのとおり。鏡で自分の顔を見ながら「お前はだれだ」と言い続けることで、自分の顔がわからなくなるそうです。
投稿者は怖いのでやったことないですが、実際にやってみた知人は「自分の家を背景に自分の知らない人が映っている」というふうに感じたと言っていました。
こういった自分を見失う系の話が好きな方は、「スワンプマン」もおすすめですよ。
まとめ
今回は鏡をテーマに都市伝説や怪談を3つ紹介してきました。
いずれも鏡のもつ儀式的な背景やものを映す性質が絡んだものだったと思います。古来より人々は鏡のその不思議な性質に、何かしら超常的な何かを感じてきたのでしょうね。
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