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童謡サッちゃんの怖い都市伝説をご紹介【幻の4番】

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よく知られているサッちゃん

まずは、サッちゃんの歌詞を皆さんと共有しておきましょう。若い方の中には、サッちゃんをご存知でない方もいらっしゃると耳にしましたので。

サッちゃんの歌詞


  1. サッちゃんはね サチコっていうんだ ほんとはね だけど ちっちゃいから 自分のこと サッちゃんって呼ぶんだよ 可笑しいな サッちゃん
  2. サッちゃんはね バナナが大好き ほんとだよ だけど ちっちゃいから バナナを 半分しか 食べられないの 可哀想ね サッちゃん
  3. サッちゃんがね 遠くへ行っちゃうって ほんとかな だけど ちっちゃいから ぼくのこと 忘れてしまうだろ 寂しいな サッちゃん

サッちゃん幻の4番

さて、前述の通り、本来サッちゃんは3番までしかありません。

ところが、その存在しないはずの4番があるという噂が広まっているのです。

噂の出所は、1999年に出回ったチェーンメールとされています。チェーンメールとは『このメールを見た人は○人に拡散すること』のような文が載ったメールのこと。

例えば、こういうものです。

みんなよく知る童謡サッちゃん。実は4番があるって知ってた? その4番というのが、これ▼

さっちゃんがね おべべをおいてった ほんとだよ だけどちっちゃいから きっと貰いにこないだろ 悲しいな さっちゃん

ちなみに、サッちゃんの4番を知ってしまった人は、寂しがり屋のサッちゃんが今夜枕もとに現れて、あの世に連れ去りに来るんだって。

助かりたければ、このメールを5人の人に送るしかないらしい。

実際の本文を見たわけではないため、あくまで想像上のものですが、このようなメールが発端となり幻の4番の都市伝説は広まっていきました。

なお、『知ってしまった人は……』以外にも、『歌ってしまったら両足を首を切り落としにくる』というパターンもあります。

回避法も、『バナナを近くに置いて寝る』とか『バナナの絵を枕の下に置いて寝る』など多様なのも特徴です。

幻の4番の別パターン

幻の4番について最もよく知られるのは、先ほどチェーンメールの例に出したもの。

しかし、幻の4番にも別パターンがあるのです。私の知る限りでは、あと2つあります。

幻の4番パターン2


サッちゃんはね 天国に行けるよ 本当だよ だからみんなの 幸せ遠くから 祈ってね ありがとね サッちゃん

幻の4番パターン3


サッちゃんはね せんろであしを なくしたよ だから おまえの あしを もらいに いくんだよ こんやだよ サッちゃん

なお、パターン3は、サッちゃんの5番としても知られており、上半身だけの怪異テケテケをモデルとしていると言われています。

サッちゃんの5番は、なぜテケテケがモデルと言われるのか

サッちゃんの5番がテケテケをモデルとしていると言われるのには、その裏ストーリーに理由があります。

サッちゃんに関する裏ストーリー


その日は、雪の降る凍えるような寒い日でした。中学生のさちこちゃんは、授業を終え家に帰るところでした。

線路を渡ろうかというその時、「カン、カン、カン」と遮断機が下り始めたのです。さちこちゃんは、急いで渡り切ろうとします。

ところが、線路の溝に足を取られ、足を挫いてしまうのです。

電車は目の前に迫っているというのに、さちこちゃんは動くことができませんでした。

そのまま、避けきれずに電車に轢かれ、胴体が真っ二つになってしまいました。

普通なら電車に轢かれ体を真っ二つにされれば、即死は免れません。

しかし、その日は非常に寒い日だったので、血管が収縮し奇跡的に即死しなかったと言います。

そのような状態になって、いつまでも生き延びることはできなかったさちこちゃんは、数分後に息を引き取りました。

事故からしばらく経って、小学校である歌が流行りました。

それが、サッちゃんの4番だそうです。

初めは、誰もが面白がって歌っていましたが、事件が起きてしまいました。

サッちゃんの4番を歌っていた男子が、足のない遺体となって発見されたのです。

その時、二人の遺体のそばで、「あなたの足をちょうだい」と囁く女の子の声が聞こえたと言います。

実は、このストーリーがテケテケのストーリーと酷似しているのです。だから、テケテケがモデルなのではないかと囁かれています。

サッちゃんの歌詞集

サッちゃんには、15番までの歌詞と、99番の歌詞が知られています。

このセクションでは、今までご紹介したものも含め、全て掲載しています。

長くなるので、開閉できるようにしました。興味がある方はぜひご利用ください。

通常の歌詞

1番

サッちゃんはね サチコっていうんだ ほんとはね だけど ちっちゃいから 自分のこと サッちゃんって呼ぶんだよ 可笑しいな サッちゃん

2番

サッちゃんはね バナナが大好き ほんとだよ だけど ちっちゃいから バナナを 半分しか 食べられないの 可哀想ね サッちゃん

3番

サッちゃんがね 遠くへ行っちゃうって ほんとかな だけど ちっちゃいから ぼくのこと 忘れてしまうだろ 寂しいな サッちゃん

幻の歌詞

4番(パターン1)

さっちゃんがね おべべをおいてった ほんとだよ だけどちっちゃいから きっと貰いにこないだろ 悲しいな さっちゃん

4番(パターン2)

サッちゃんはね 天国に行けるよ 本当だよ だからみんなの 幸せ遠くから 祈ってね ありがとね サッちゃん

5番(&4番パターン3)

サッちゃんはね せんろであしを なくしたよ だから おまえの あしを もらいに いくんだよ こんやだよ サッちゃん

6番

さっちゃんはね 恨んでいるんだ ほんとはね だって押されたから みんなとさよなら 悔しいね あいつらだ さっちゃん

7番

さっちゃんはね 仲間がほしいのほんとにね だから君も連れて行ってあげる やさしいでしょ? さっちゃん

8番

さっちゃんもね 悔しかったんだ君の事 何で君は生きているの?君がほしいよ ほしいな さっちゃん

9番

さっちゃんはね 今日が死んだ日だから 誕生日がほしいな♪でもきめたんだ オマエガホシイ さっちゃん

10番

さっちゃんはね この歌きくと落ち着くの あなたもいっしょに歌わない? あの世で さっちゃん

11番

さっちゃんはね お前の体に取り付いて 人を殺していったよ 一人で笑ってる もう誰もいない

12番

さっちゃんはね みんなを殺した ほんとかな だからみんなに嫌われちゃって 泣いちゃったんだよ 寂しいね さっちゃん

13番

さっちゃんはね お前の体を返したよ でもねたくさんの悪霊が後ろから また君を殺す

14番

さっちゃんはね カマをもってた 見たんだよ だから押した人見つけて 頭をとったんだよ うれしいね さっちゃん

15番

さっちゃんはね 赤いの好きだよ ほんとだよ だからカマをもって 君の後ろに立ってるんだよ 振り上げた バイバイ

99番

さっちゃんはね 私を殺した奴にね 自分の魂 すりつけてみたんだよ しかえしだ さっちゃん

なぜサッちゃんには幻の歌詞が作られてしまったのか?

これは私の考えなので間違っている可能性が高いのですが、元々の歌詞に現代の感覚にそぐわないものがあるからだと思うのです。

サッちゃんの歌詞


  1. サッちゃんはね サチコっていうんだ ほんとはね だけど ちっちゃいから 自分のこと サッちゃんって呼ぶんだよ 可笑しいな サッちゃん
  2. サッちゃんはね バナナが大好き ほんとだよ だけど ちっちゃいから バナナを 半分しか 食べられないの 可哀想ね サッちゃん
  3. サッちゃんがね 遠くへ行っちゃうって ほんとかな だけど ちっちゃいから ぼくのこと 忘れてしまうだろ 寂しいな サッちゃん

2番の歌詞に、『ちっちゃいからバナナを半分しか食べられないの。可哀想ね』とあります。

これを現代の価値観で解釈すると、『サッちゃんは小さくてあまり量を食べられないから、大好きなバナナも半分しか食べられなくて、可哀想』となります。

しかし、いくら小さいとは言え、バナナを半分しか食べられないほどとは思えません。

自分の名前を言えるくらいの年齢なら、最低でも3歳です。バナナ一本くらいなら食べられるでしょう。

また、半分しか食べられなかったとしても、満腹まで大好きな食べ物を食べられたのです。普通、満足しませんか?

なのに、どうして『可哀想』なのでしょう。

それは、『サッちゃんがバナナを半分ほど食べたところで交通事故に遭ってしまい、残りのバナナを食べられなくなったから』だ、そういう噂が立ち始めました。

おそらく、これがサッちゃんの歌詞が拡張されてしまった原因ではないかと思うのです。

サッちゃんがバナナを半分しか食べられなかった本当の理由を時代背景から考えると……

みなさん、このネタをご存知でしょうか。

『先生! バナナはおやつに入りますか?』

そもそもなぜこのようなネタが生まれたのかというと、かつてはバナナが高級品だったからです。

昭和の頃、バナナはおやつで出せるほど手軽な果物ではありませんでした。そこで、遠足の時くらいは、と丸々一本持たせることがあったのです。

しかし、カットされているならまだしも、丸々一本となると独立したおやつとしてカウントするか審議が必要になるため、クラスで誰かしら確認するようになったという背景があります。

そして、童謡サッちゃんが生まれたのも、そのような時代の最中でした。

子どもにバナナを丸々一本与えるのは一般的ではなく、半分だけあげるのが普通の時代だったのです。

従って、サッちゃんはバナナが大好きだったからもっと欲しがったけど、高級品だから沢山食べさせてもらえない。だから、『可哀想』なのです。

まとめ

童謡サッちゃんには、本来存在しないはずの幻の4番がありました。

幻の4番を知ってしまったり、歌ってしまえばサッちゃんにあの世へ連れ去られてしまう、そのように言い伝えられています。

もしそれが嫌なら、バナナを枕元に置いたり、バナナの絵を枕の下に置いておけばいいとされています。

チェーンメールみたいに、この記事を5人以上に紹介してくれてもいいですよ😏

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