ふとした瞬間に視線を感じて、ゾクリと背筋が凍る思いをしたことがあります。
サッと後ろを振り返ってみても誰もいない。気味が悪いので、手早く用事を済ませて逃げるように部屋から逃げます。
みなさんの中にも、同じような体験をした方がいらっしゃるのではないでしょうか。それは隙間女のせいかもしれません。
今回は、私たちの身近に潜む都市伝説「隙間女」の話です!
隙間女とは
国・地域 | 日本全国 |
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危険タイプ | Green |
隙間女の起源とされる話その1「1ミリの女」
タレント桜金造(さくら きんぞう)さんの代表作『1ミリの女』で登場する怪異が隙間女の特徴と一致します。
桜金造さんといえば怖い話と言われるほど、怪談の語り手として非常に有名な方。
本当は皆さんにもここで読んでもらいたかったのですが、引用の要件を満たせなさそうだったので断念。
詳しく読みたい方向けに、Google検索の結果を置いておくのでそちらをご覧ください。
ここで続きを読んでいる方向けに軽く概要をご紹介。
無断欠勤している友人の同僚の様子を見るため、その同僚の家を訪れた金造さん。
「女が寂しがるため外に出られない」と言うので部屋を見渡してみるも、そのような影はない。
誰もいないじゃないか、と問うと隙間の方を指すので、そちらを見てみると
1、2ミリしかない隙間に女がいた。
こちらの話があまりに有名なため、隙間女の起源もそうなのだろうと思えば、実はそうでもないらしいです。
Wikipediaには、「江戸時代の随筆耳袋には類話がある」と書いてありました。
そこで、実際に「耳袋」を入手して読んでみました。
隙間女の起源とされる話その2「房斎新宅怪談の事【耳袋】」
今回私が読んだ本はこちら。
耳袋とは、江戸時代に書かれた随筆です。随筆というのは、「見聞・経験・感想などを気の向くままに記した文章(広辞苑)」です。
耳袋には、根岸鎮衛が見聞きした怪談奇譚や武士や庶民の逸事などが2000以上も書き記されています。
さて、目的の話は「房斎新宅怪談の事」タイトルです。検索してみると巻の九に掲載されているようなのですが、私が読んだ本では巻の十に掲載されていました。
※現田語訳は、ChatGPTが生成したものを投稿者が加筆修正したものです。
ちなみに、戸袋とは引き戸の収納部分です。
なるほど。確かに引き戸の収納に入れるような怪異となると、隙間女っぽいですね!
よく語られる隙間女の特徴
隙間女は、ジーッと背中を見つめてくる怪異です。
しかし、視線を感じて後ろを振り返っても、見つけられることは無いでしょう。
なぜなら、隙間女の体はペラッペラの超極薄。持ち前の薄さを活かして、サッと隙間に隠れてしまいます。
隙間女はこういうところにいるみたいです!!
「背丈は人間の女性と同じくらい」とのことです。にも関わらず、テレビの裏にいたという話もあります。
薄いところだけでなく、狭いところにも体を折りたたんで隠れているのでしょうか……
「たとえ隙間女でも、はみ出るだろう」と油断していると、腰を抜かすことになりそうだね
隙間女に遭ってしまった。どうすればいい?
とても簡単な対処法を紹介しましょう。それは、放置です。
というのも、隙間女は見るだけ だから。
部屋の住人がいない間に冷蔵庫の中を漁ったり、寝てるときに包丁を持って襲いかかってきたり……
なんてことは無いとされています。
そのため、気にせず生活できるのであれば、放置がもっとも簡単です。
私は放置とか出来ないかも……視線が気になると思います
ゆきちゃんのように「視線が気になる!」という方は、お祓いをやってみましょう。
- 盛り塩をする
- 御札を貼る
- 神棚で祈る
- 神社でお祓いを受ける
……などなど。
私はお祓いの専門家ではないので、外部サイトでお祓いの方法を書いているものを紹介しますね。
参考 幻冬舎plus 誰でも簡単にできる!憑いた幽霊をお祓いする方法 桜井識子
参考 全国心霊マップ お祓いのやり方。1分で霊が祓える効果抜群の方法を紹介
心配しすぎも軽んじるのもダメ
人間が暗闇を怖がるのは自然なことです。
モナッシュ大学の研究によると、明るい場所では恐怖が抑制されているといいます。
元論文 Afraid of the dark: Light acutely suppresses activity in the human amygdala
従って、暗闇に恐怖を感じるのは正常な反応なのです。
要するに「気のせい」です
心配しすぎてはいけない理由は分かりました。軽んじるのもダメとは、どういうことですか?
視線が気のせいではない可能性もあるからです。
特に、女性のストーカー被害は、不意の視線の中でも注意を要するものです。
など、出来るところから自衛の策を取りましょう。
視線を感じる能力は身に迫る危険を察知する勘のようなものでもあります。
そのため、視線を軽視するのも良くないのです。
結局、無視してもいいのかダメなのかどっちなのです?
視線を感じた時の状況によります。
まずは視線を感じたときに振り返って、人が隠れられるような場所があるかを確認すると良いでしょう。
そうでないなら、最近の人間関係を振り返ります。
このように、視線を感じたときの状況を分析して、無視しても良いか判断してください。
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