PR

【妖怪】隙間女を徹底解説!隙間女の正体は何!?

この記事は約11分で読めます。
誰かに見られている made by 藤やすふみ, downloaded from illustAC

ふとした瞬間に視線を感じて、ゾクリと背筋が凍る思いをしたことがあります。

サッと後ろを振り返ってみても誰もいない。気味が悪いので、手早く用事を済ませて逃げるように部屋から逃げます。

みなさんの中にも、同じような体験をした方がいらっしゃるのではないでしょうか。それは隙間女のせいかもしれません。

ゆき
ゆき

今回は、私たちの身近に潜む都市伝説「隙間女」の話です!

スポンサーリンク

隙間女とは

国・地域日本全国
危険タイプ Green
参考:危険タイプとは

Spookyオリジナルの概念で、怪異・都市伝説の危険性を1〜2色の色で表したもの。赤色に近いほど有害な、に近いほど有益な、性質を持ちます。

Greenはちょうど中間で、有害でも有益でもありません。

参考 Spooky初心者必見! 危険タイプとは?

隙間女の起源とされる話その1「1ミリの女」

タレント桜金造(さくら きんぞう)さんの代表作『1ミリの女』で登場する怪異が隙間女の特徴と一致します。

桜金造さんといえば怖い話と言われるほど、怪談の語り手として非常に有名な方。

本当は皆さんにもここで読んでもらいたかったのですが、引用の要件を満たせなさそうだったので断念。

詳しく読みたい方向けに、Google検索の結果を置いておくのでそちらをご覧ください。

1ミリの女 桜金造 - Google 検索

ここで続きを読んでいる方向けに軽く概要をご紹介。

無断欠勤している友人の同僚の様子を見るため、その同僚の家を訪れた金造さん。

「女が寂しがるため外に出られない」と言うので部屋を見渡してみるも、そのような影はない。

誰もいないじゃないか、と問うと隙間の方を指すので、そちらを見てみると

1、2ミリしかない隙間に女がいた。

こちらの話があまりに有名なため、隙間女の起源もそうなのだろうと思えば、実はそうでもないらしいです。

Wikipediaには、「江戸時代の随筆耳袋には類話がある」と書いてありました。

そこで、実際に「耳袋」を入手して読んでみました。

隙間女の起源とされる話その2「房斎新宅怪談の事【耳袋】」

今回私が読んだ本はこちら。

耳袋とは、江戸時代に書かれた随筆です。随筆というのは、「見聞・経験・感想などを気の向くままに記した文章(広辞苑)」です。

耳袋には、根岸鎮衛が見聞きした怪談奇譚や武士や庶民の逸事などが2000以上も書き記されています。

さて、目的の話は「房斎新宅怪談の事」タイトルです。検索してみると巻の九に掲載されているようなのですが、私が読んだ本では巻の十に掲載されていました。

房斎新宅怪談の事(現代仮名遣い)

文化のころ、下町にて房斎といえる菓子屋、いろいろ存じつきの菓子をこしらえ殊のほかはやりしが、数奇屋橋外へ、同九年八月のころ引越して、召仕の小者二階の戸をあけるに、半分あきて何分あかざるゆえ、手に強く敲きてあけるにあかず。右音を承り、「何ゆえかく手荒く致し候や。損ずべし」とて、亭主上りてあくるに、いささか滞らず。又たてる時も、ほかの召仕上りてあくるにあかず。漸くして強く押しければあきぬ。あけの日又右の戸を明けるに明かざれば、厳しくおしてたてぬれば、戸袋の間より女一人現れ出て、右の男に組み付くゆえ、驚きあわて突き退けしに、消え失せぬ。その明けの日亭主、二階にて右召使一同見たる、昨日現れし女のひとえ物、軒口に引張りありしゆえ、取り退けんとするに消え失せぬ。先に住まいし者も、かかる怪異あるゆえ、房斎に譲りしならんかと、人の語りぬ。

房斎新宅怪談の事(現田語訳)

江戸時代のころ、下町に房斎ぼうさいという有名な菓子屋があり、彼の作る菓子はとても人気があった。その房斎が同九年八月にばしの外に引っ越した。

召使いの小者が二階の戸を開けようとしても半分しか開かず、手でドアを強く叩いても開けられない。音を聞きつけた主人が『なぜそのように手荒なことをしているのだ。壊れてしまうだろう』と開けようとしたが開かなかった。

他の召使いたちが来ても開けることができなかった。強く押してようやく開けることができたが、次の日に同じことが起こってしまう。ドアを開けようとすると戸袋から女が現れて男に組み付いてくる。驚いて突き放すと女は消えてしまった。

次の日、主人やほかの召使いたちもこの現象を目撃したが、女はすぐに消えてしまった。前の住人も同じような現象に遭遇したため、房斎に家を譲ったという話がある。

※現田語訳は、ChatGPTが生成したものを投稿者が加筆修正したものです。

ちなみに、戸袋とは引き戸の収納部分です。

ゆき
ゆき

なるほど。確かに引き戸の収納に入れるような怪異となると、隙間女っぽいですね!

よく語られる隙間女の特徴

隙間女は、ジーッと背中を見つめてくる怪異です。

しかし、視線を感じて後ろを振り返っても、見つけられることは無いでしょう。

なぜなら、隙間女の体はペラッペラの超極薄。持ち前の薄さを活かして、サッと隙間に隠れてしまいます。

ゆき
ゆき

隙間女はこういうところにいるみたいです!!

隙間女が潜んでいる可能性が高い場所
  • ベッドの下
  • タンス・冷蔵庫と壁の間
女の子同士の背比べ made by 羊毛種, downloaded from illustAC

背丈は人間の女性と同じくらい」とのことです。にも関わらず、テレビの裏にいたという話もあります。

ゆき
ゆき

薄いところだけでなく、狭いところにも体を折りたたんで隠れているのでしょうか……

しろ
しろ

「たとえ隙間女でも、はみ出るだろう」と油断していると、腰を抜かすことになりそうだね

隙間女に遭ってしまった。どうすればいい?

とても簡単な対処法を紹介しましょう。それは、放置です。

悪の叫びを無視する男性 made by サウナ猫, downloaded from illustAC

というのも、隙間女は見るだけ だから。

部屋の住人がいない間に冷蔵庫の中を漁ったり、寝てるときに包丁を持って襲いかかってきたり……

なんてことは無いとされています。

そのため、気にせず生活できるのであれば、放置がもっとも簡単です。

ゆき
ゆき

私は放置とか出来ないかも……視線が気になると思います

ゆきちゃんのように「視線が気になる!」という方は、お祓いをやってみましょう。

  • 盛り塩をする
  • 御札を貼る
  • 神棚で祈る
  • 神社でお祓いを受ける

……などなど。

私はお祓いの専門家ではないので、外部サイトでお祓いの方法を書いているものを紹介しますね。

参考 幻冬舎plus 誰でも簡単にできる!憑いた幽霊をお祓いする方法 桜井識子

参考 全国心霊マップ お祓いのやり方。1分で霊が祓える効果抜群の方法を紹介

心配しすぎも軽んじるのもダメ

人間が暗闇を怖がるのは自然なことです。

目の前がまっ暗になった人 made by えだまめ, downloaded from illustAC

モナッシュ大学の研究によると、明るい場所では恐怖が抑制されているといいます。

元論文 Afraid of the dark: Light acutely suppresses activity in the human amygdala

暗いところでは恐怖を感じる

タンスの裏やベッドの下など、真っ暗な隙間に目を向けると、そこに何かが居るんじゃないか。

こちらから見えないだけで、暗闇の向こうに潜む何かがこちらを見ているんじゃないか。

そんな妄想に取り憑かれることはしばしばあります。

従って、暗闇に恐怖を感じるのは正常な反応なのです。

しろ
しろ

要するに「気のせい」です

ゆき
ゆき

心配しすぎてはいけない理由は分かりました。軽んじるのもダメとは、どういうことですか?

視線が気のせいではない可能性もあるからです。

特に、女性のストーカー被害は、不意の視線の中でも注意を要するものです。

  • 親・友人に相談する
  • なるべく1人で出歩かない
  • 戸締りを徹底する
  • カーテンを閉める

など、出来るところから自衛の策を取りましょう。

視線を感じる能力は身に迫る危険を察知する勘のようなものでもあります。

そのため、視線を軽視するのも良くないのです。

ゆき
ゆき

結局、無視してもいいのかダメなのかどっちなのです?

視線を感じた時の状況によります。

まずは視線を感じたときに振り返って、人が隠れられるような場所があるかを確認すると良いでしょう。

もし振り返ったときに「窓のない壁しかない」「窓はあるが高所なので覗き込まれることはない」など、人の視線ではないと思えたなら放置です。

そうでないなら、最近の人間関係を振り返ります。

喧嘩した、パートナーと別れた、言い寄ってくる人がいる、など人間関係でトラブルがある場合は要警戒です。

このように、視線を感じたときの状況を分析して、無視しても良いか判断してください。

コメント

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.
タイトルとURLをコピーしました